立体的なテラス・集合する暮らし
にぎやかな街の風景
住宅地の角に建つ7戸の集合住宅。屋内外にわたって立体的に居住空間を組合わせている。
地上部には街路と一体化した大きなオープンスペースをつくり、住宅地への公共的な働きかけを試みた。
建築の外形は、地上部を開放しながら容積を確保するために天空率を用いて設計しており、これによって地上部のピロティだけでなく、凸凹のスカイラインや空に抜ける3階バルコニーが生まれた。
これらの外部空間は、室内へと風を導くウインドキャッチでもある。また、手摺や軒裏、踊場といった外部要素は、住まい手がカスタマイズできるように設計した。
住まい手が関わる屋外居住空間が建築の表情となり、それが立体的な街並みとして醸成される集合住宅を目指した。
収益性
計画利回り | 非公開 |
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延床面積 | 235.42㎡(71.1坪) |
階数 | 1~3階 |
間取り | 1LDK |
最寄り駅 | JR浦和駅 徒歩5分 |
天空率とは
従来は一定距離における高さは、斜線制限により一律に規制されていた。天空率(空の見える割合)を利用することにより、建物と空の比率で判断するより現実的な、高さ制限の緩和。これを適用するには高度な計算が必要となる。
物件概要埼玉県さいたま市浦和区 長屋
- 名称
- Around the Corner Grain
- 構造
- 鉄骨造3階建て
- 敷地面積
- 160.06 ㎡(48.4 坪)
- 建築面積
- 105.76 ㎡(32.0 坪)
- 延床面積
- 235.42 ㎡(71.1 坪)
- 竣工
- 2015年11月
- 戸数
- 長屋7戸
- 設計
- Eureka+MARU。architecture